お知らせ

熊本駅前矯正歯科クリニックのお知らせページです。

歯のおはなし
2014.12.01

歯が抜けて放置すると・・・・

こんにちは。熊本県熊本市の歯列矯正専門医院、熊本駅前矯正歯科クリニック院長の上村です。


12月ですね。

忘年会の時期です。

美味しいお酒と肴を楽しむためにも、歯は大事ですよ!!

皆様、飲み過ぎに注意して今年を乗り切りましょう!!!

さて前回は乳歯が早期に脱落した際、

歯列が凸凹になる理屈について説明致しました。

今回は、歯(永久歯も乳歯も含め)が早期に脱落した際、

歯が傾斜してしまうことの悪影響についてお話したいと思います。

図は左側が健全な歯列、右側が奥歯が1本抜けて放置した際の歯列を示します。

『たった1本抜けただけ。まだたくさん歯は残ってる♪』とナメていてはいけません。

この“たった1本の脱落”を放置しておくと、

その後の歯列崩壊につながるのです。

歯列崩壊。。。

怖い響きですね(―_―)!!

今回からはこの歯列崩壊の一連の流れを

説明してまいりたいと思います。

歯が抜けて、そこにスペースができたまま放置していると、

そこに歯が移動・傾斜してくるというのは前回説明したとおりです。

図の左のように、

力が均等にかかっているときは安心して生活できます。

QOL(Quality of life)も高いでしょう。

しかし、何らかの理由で歯が抜けてそのまま放置していると、

両隣の歯(特に後ろの歯)がスペースのあるところに傾いてきます。

もっと放置していると、さらに隣の歯も同じように傾いてきます。

こうなると、抜けた歯の両隣が移動することにより、咬み合わせ(咬合)がずれてきます。

しかも移動した歯は図の右が示すように、

咬むたびに、“叩き付けられるよう”に上の奥歯から押されます。

さらに、抜けた歯を支えていた歯槽骨がどんどん吸収していきます。

このような力のかかり方は、歯を支えている歯槽骨にもとてもよくないので、

たとえ残った歯が健康だとしても(言い換えれば虫歯になってなかったとしても)、

歯槽骨が痩せて歯を支えられなくなり、脱落してしまうのです。

これが怖いんです。

ということは、どんなに歯磨きして虫歯や歯周病に気を付けていても
(傾斜した歯面に食べかすが詰まりやすくなり、
特異的に歯周病や虫歯になりやすくなります)

物理的な力で“崩壊”に導かれるんですから、自分の努力ではどうにもなりません。

歯列矯正によって、適切な処置を施すしかないのです。
(必ずしも矯正のみではありませんが、
放置して歯が倒れているのなら歯列矯正がかなり有効です!!)

しかも、この変化はすぐに出てくるわけではなく、

自分でも気づかないくらいゆっくり進行します。

歯が抜けた当初は不便を感じても、やがて慣れて普通に食事もできます。

ですから咬合の変化に気付かず放置して、

しばらくししたらまた歯が抜けた!!

なんて事態になってくるのです。

空いたスペースに歯が傾くのは、

永久歯も乳歯も不変なので、

乳歯の早期の脱落についても同じ状況が起こります。

乳歯の場合は後続の永久歯が生えてこれなくなったり、

凸凹になったり、

後ろの歯が前に傾いて変な方向で咬合することになります。

乳歯1本が早期に脱落して放置するだけで、歯列崩壊のプロローグになるのです。

1本の歯を大切にする事が他の歯を守り、体全体の健康維持につながります。

熱くなってきましたが、今回はココまで。

次回もこの続きを書こうと思います!

美味しいお酒と肴を楽しむためにも、歯は大事ですよ!!

既に歯がなくなってからかなり時間が経ってるよ~~って方、

心配無用です。

是非一度当院へご相談ください。



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