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熊本駅前矯正歯科クリニックのお知らせページです。

歯のおはなし
2014.11.30

乳歯のむし歯について

こんにちは。熊本県熊本市の歯列矯正専門医院、熊本駅前矯正歯科クリニック院長の上村です。


今回は乳歯の重要性についてお話しようと思います。

最近は“歯の大切さ”について広く知られるようになっているので、

皆様重々承知しておられるかと思いますが、

永久歯についてはご説明するまでもありませんけれども、

乳歯をナメてはいけません。

仮に乳歯が虫歯になってしまい、抜かないといけない!!

といった事態になったとします。

『次に大人の歯が生えてくるからいいやー』、って放っておくと、

後で大変な目に合います。

歯は隙間があればその隙間に動いてくる習性(特徴)があります。(図を参照)

乳歯が虫歯などで本来より早く喪失すると、

次に生えてくる永久歯が口の中に出てくるまで、
すごく時間がかかります。

こうなると、後方で既に生えている永久歯が、抜けた隙間に寄ってきたり、

前に倒れてきたりします。

一体これの何がまずいのか?

勘がいい方はもう“ピン”と来るかと思いますが、

前歯と奥歯の間の距離が短くなるのです。

実は、永久歯は奥から順番に、又は、前から順番に生えるわけではありません。

前歯と6歳臼歯が大体同じ時期に出てきて、

その間に挟まれた永久歯が後から(正常では10~11歳頃)生えてきます。

つまり6歳臼歯が前方に移動してくることで前後的な幅が狭くなり、

歯が入りきらずに生えなくなったり、

生えても無理やり出てくるので歯列が凸凹になってしまうのです。

糸切り歯が綺麗に生えずに八重歯になってしまうのは、

間に挟まれた3本の歯の中でも最後に生えてくるため、

隙間が足りずに降りてこられないからなのです。

乳歯の後に永久歯が生えてくるからといって、乳歯を疎かにしてはいけません。

ダメよ~~~、ダメダメ♪ です。

乳歯が一本早く抜けるだけでも、その後の歯列に与える“悪”影響は計り知れません。

幼児からの歯磨き習慣、食生活(だらだら食いをやめる)をしっかりして、

乳歯を虫歯から守りましょう!!

もしも乳歯が、特に奥の乳歯が早期に脱落しちゃった!!場合は、

早めのご相談をお勧めします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ちょっと長くなりましたので、今回はココまで。

次回は歯が倒れることの弊害についてお話しようと思います。



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